イタリアンパセリを水耕栽培で育てて失敗しました!
種をまいて、芽が出たところで全員脱落。
失敗の記録と、うまくいきそうなコツをまとめます。
イタリアンパセリ成長記録
「パスタに入れてたくさん食べたい」という、私の食い意地により始まったイタリアンパセリ栽培。
こちらが時系列で起こったことです。
- 5月の後半くらいに種まき開始(6粒)
- 水に浸したスポンジにまく。スポンジの半分くらいの高さの水を入れる
- 約10日後に、3つ発芽。ひょろ〜っと5cmくらいのながい茎が伸びた
- 喜んでたら、なんやかんやで双葉のまま全部枯れちゃう
うまくいかなかった原因
4つほど、成長ができなかった原因を考えてみました。
①気温
イタリアンパセリの発芽適温は約15〜20℃。
後から調べました。
私が育てた時は、ほぼ25℃以上だったので、ちょっと温度が高かったかもしれません。
それにずいぶん早めの長雨で、湿度もとんでもなく高かったです。
②発芽する時の光
後から知りましたが、イタリアンパセリは発芽に光が必要な植物でした。(好光性種子、というらしい)
おしゃれなドリンク風のポットを百均(ダイソー)で見つけて使ったら、深さがありすぎたようです。
光が全然差し込まず、5日くらい経ったらちょっとカビてきました。慌てて浅い入れ物に移し、ダメそうな種を1個ずつ避けて、残ったのが発芽しました。
ひょろ〜んと伸びてきて「深い容器にぴったり!」と喜んでいたけど、じつはこれは「徒長」といって、うまく育ってない証拠でした。

写真左は、最初からこの容器で育てていたバジル。
右は、途中まで光の当たらない深い容器で育てたイタリアンパセリです。
③直射日光と水温上昇
ハーブは日光が好きだけど、直射日光は当てたらダメみたいです。特に水耕栽培では。
暑い日の昼間(6月なのに30℃超え)、日差しの差し込む場所に置いていたら、貴重な3本のうち2本が一気に枯れてしまいました・・・
直射日光を当てたのが良くなかったみたいです。
ハーブ本体にもストレスだし、お水がホカホカに温まってしまったのが一番良くなかったです…
レース越しなど、「少し明るい」くらいの場所に置くのがいいようです。
④液肥(濃度)
液体肥料を入れたら、なんと最後の1本が枯れてしまいました・・・・・
考えられる原因は以下の3つです。
1 肥料の取り替えが多すぎた
はじめ、間違って有機の肥料を与えてしまいました。そしてすぐに間違いに気づき、化成肥料に入れ替えました。
バタバタと数日で栄養分を取り替えたのが良くなかったように思います。本来は液肥の追加は週に1回くらい。頻度が多すぎてストレスになったのかもしれません。
肥料に関しての間違いは、こちらの記事にまとめました。
2 直射日光の影響で弱っていた
元々ひょろひょろで弱い苗だったので、小さなストレスに耐えられなかったのかもしれません。
3 液肥の濃度が上がった
気温が高い日が続き、水分が蒸発してしまったことで、肥料の濃度が高まった可能性があります。
最初はちょっと薄めから作るのが良さそうです。しっかり管理するなら、肥料用の濃度計で測定するのもアリかもしれません。
育てるポイントと、成功のコツ(予想)3つ
①種からなら「春」スタート
他にも育ててみて思いましたが、やっぱり「春に植えるのがいちばん」
地域によりますが、3月後半〜4月に植えたらよかったなと思います。最近は5月もかなり暑い場所が多いので、イタパセは早めがベストです。かといって、寒すぎてもダメみたい。
春は、多くの植物にとって芽吹きの季節です。
②直射日光ではない、優しい光の当たる場所で
水耕栽培は、土よりももっと、環境の要因をダイレクトに受けやすいなと感じます。
25℃以上の日は特に、直射日光に注意しながら窓辺に置くのが良さそうです。
木漏れ日や、レースカーテン越しの光(それでも真夏は日差しが強いので注意)、そして「明るい日陰」といわれる場所です。
③液肥は少し薄めから
液体肥料、特に水耕栽培用の化成肥料はとても栄養分が多く、まだ小さい芽には負担が大きいです。
暑さで蒸発することも考えて、心配な場合は、規定量より少し薄めが安心でしょう。(あくまで私の考察です)
まとめ
この記事を書きながら、小学生の頃、植物の成長に必要なのは「水、光、温度」と習ったことを思い出しました。
種からチャレンジするのはハードルが高い人は、夏以降なら、「すでに大きくなったのを増やす」作戦もありかもしれません。
「スーパーで買った、すぐ食べられるサイズのハーブを水につけて、茎から根を生やして大きくする」という方法です。
また新しくチャレンジしたら報告しますね。
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